バレーボール撮影時のカメラ設定 2017

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バレーボール観戦の写真撮影を始めてから2年以上が経過し、自分の中で不満だった点を少しづつ解消してきましたので、現在のバレーボール撮影時における撮影コンディションやカメラ設定をアップデートしてみます。

※この記事には前編「バレーボール撮影時のカメラ設定」もあります

概要

バレーボール撮影の難しさを一言でいえば、「室内競技であるバレーボールの瞬時の動きを、手持ちのカメラ機器でどれだけ捉えられるか」に尽きます。室内競技ゆえに、明るいレンズや高感度撮影での解像が必要だったり、基本的にボールが止まることがないので、高速なシャッタースピードや連写性能が必要だったり…。

2015年の記事「バレーボール撮影時のカメラ設定」で、当初の私の撮影コンディションやカメラ設定を整理していますが、不満だった点を新しい機器を使うことにより解消しています。

 

カメラ本体

Nikon D500

現在使っているカメラ本体は、「Nikon D500」になります。それまで使っていた「Nikon D7100」の不満点は、

  1. 連写のバッファ容量が小さく、RAW撮りだと6コマ程で解放待ちスローダウンが始まる
  2. 連続撮影速度がRAW撮りだと5コマ/秒程度と遅い(実質1秒間程しか連写できない)
  3. ISO3200くらいの高感度での解像感は、かなりの妥協が必要

これらをD500に乗り換えることで、

  1. 連写バッファの制限によるスローダウンは発生しない
  2. 連続撮影枚数がRAW撮りでも10コマ/秒と高速(好きなだけ連写可能)
  3. ISO51200まで対応していることもあり、ISO3200では十分な解像感

フルサイズ機だとキレイだけど焦点距離をかせげないし、マイクロフォーサーズだと焦点距離をかせげるけど、対応レンズが少なかったり撮像素子が小さいから解像はそれほどでもなかったり…。観客席からの撮影を考えると、やはりAPS-Cのデジタル一眼が適していると思います。

 

レンズ

AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR

現在使っているレンズは、「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」になります。

それまで使っていた「TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD」は、APS-C機での望遠域が105-450mmとなり、かっちりした手ぶれ補正機能などもありコスパ的にはとても良いのですが、F値がテレ端で5.6なので暗くなってしまうのが難点でした。

「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」は、APS-C機では105-300mmの望遠域となり、テレ端が300mmまでとはなりますが、2.8通しのF値、桁違いのAF速度、開放からの解像とボケ具合は、さすが大三元レンズです。一生モノと決断して購入した甲斐は十分あります。

 

テレコンバーター

AF-S TELECONVERTER TC-14E III

レンズを「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」に変更したのに伴い、望遠域を確保するためにテレコンバーターを導入しました。

1段暗くなりますが、1.4倍の焦点距離となるので、70-200 F2.8の前述レンズを、100-280 F4として使えます。

APS-C機での利用なので、実際には150-420 F4となり、以前のレンズ利用時よりもまだ一段明るい状態で撮影できます。

コート周囲のスーパーシートでは、テレコンなしでF2.8のボケを楽しみ、アリーナ指定などの多少距離がある場合はテレコンにて対応しています。

 

バッテリーグリップ

MB-D17

バレーボール撮影では縦撮りが中心なので、バッテリーグリップは不可欠です。

カメラ本体の機種変更に合わせて、バッテリーグリップもこちらに変更。

取り付けているレンズが従来より重くなったためか、取り付け式のバッテリーグリップでは、きつめにダイヤルで絞めて取り付けておかないと、縦撮りの途中でグラグラと緩み始める場面がありました。

今後は一脚を併用して、三脚座でレンズを仮支えさせながら撮影に臨もうかと思案中です。

 

記録メディア

XQD:Lexar Professional 2933x XQD 2.0カード

D500がXQDとSDのデュアルスロットなので、XQDにはLexarの128GBを挿入しています。

最大で読込440MB/秒、書込400MB/秒は、D500連写性能を大きく支えてくれています。

 

 

 

 

SD:Transcend SDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応

D7100でも使っていたSDカードを転用。

XQDにはRAWファイルを、SDにはSサイズのJPGファイルを記録する設定としており、RAWは選定後にじっくり現像、JPGは撮って出し用として使い分けてます。

 

 

 

 

露出

マニュアル露出

普段撮りでは、面倒なので絞り優先で撮っていることが多いのですが、バレーボール撮影ではマニュアル露出で各種設定して撮っています。RAW現像することを考えると、黒つぶれしなければアンダー気味で撮っておいても良いはずだけど、会場に行くとついつい適正露出に合わせたくなってしまいがちです。w

 

シャッタースピード(SS):1/800~1/1000

サーブやスパイク、レセプションやディグのボールをピタッと止めて撮るには、これくらいの速さが必要です。SSが1/400や1/640では被写体ブレして、ボールや選手の手が残像になりがちです。まずは、SSを1/1000に設定してから、絞りやISO感度を調整して、どこまで露出を確保できるか確認することをお勧めします。

 

絞り:F2.8~4

室内でのSSをかせぐのに加え、背景となる観客や関係者などから被写体だけ抜き出すためにも、F値の小さい明るいレンズがあった方がよいです。私はバレーボール撮影時、基本的に開放(F2.8 or 4)でしか撮りません。

 

ISO感度:800~3200

D500では、ISO1600~3200でも十分にきれいな絵が撮れます。ISO100や400で撮れれば、更にキレイに解像されるのでしょうが、体育館内でSSが1/1000、絞りがF2.8だと、最低でもISO800はないと厳しいです。

 

焦点距離

100~400mm

どこの席から撮るのかによりますが、概ね100mm~400mmくらいの焦点距離をカバーできる望遠レンズがあれば、いろいろなシーンを撮ることができると思います。

APS-C機だとNikonは35mm換算で1.5倍となるので、70-300mmのレンズがあれば、遠いサイドのスパイクやブロックなどの撮影も大丈夫です。

2階自由席などからだと、更に400-500mm相当のレンズがないと、選手一人を抜き出すのは難しいです。

また、まれにですが、望遠ズームのレンズを装着していてベンチ真裏の1列目の席だったりすると、目の前にいる選手が近すぎて撮れない!なんてこともありますが…w

 

フォーカス

親指AF

シャッターボタンの半押しによるオートフォーカス駆動ではなく、背面のAF-ONボタンでオートフォーカスを使っています。D7100の頃から親指AFで撮影するようになり、最初はなかなか慣れませんでしたが、今では普段撮りも全て親指AFです。

バレーボールでは、ピントを合わせたい選手の動きにフォーカスを追随させるためにも、AF-ONボタンでフォーカスを合わせて、撮りたい瞬間まで押しっぱなしで追随し、最後にシャッターボタンを押す感じです。

 

AFモード:AF-C(コンティニュアス)

AFボタンを押している間、被写体にピントを合わせ続けてくれます。

 

フォーカスポイント:ダイナミックAF25点

D7100のときはダイナミックAF51点を使っていたが深く反省。不要な対象物を拾わないためにも、フォーカスの中心とその周辺部分のみをフォーカス対象となるようなフォーカスエリアを使っています。主に選手の顔や肩口に合わせてます。

 

撮影マナー

バレーボールでは会場での写真撮影が許可されていますが、基本的にお客さんは皆、試合を観戦しに来ているので、写真の撮影時には、隣や周囲の方の観戦を邪魔しないよう配慮が必要です。

どうしても望遠レンズを付けた一眼レフは目立ってしまい、20-30cmもあるレンズを付けたカメラを隣で右に左にと振り回されてたら、場合によっては目障りに思う方もいるかもしれません。

選手の素晴らしいプレーを、みんなで気分良く観戦するためにも、せめて、レンズフードは外しておいたり、撮影時には自身の体を引き気味にして撮るなど心配りができると良い写真も撮りやすくなるのではないかと思います。

参考までに私は、会場入りしてチケットに記載された番号の席に着くと、最初に隣の方に挨拶して積極的に話しかけるように心がけています。「バレーボールの写真撮影が趣味でして…」「お邪魔だったら遠慮なく言ってください…」といった会話をしておければ、観客として周りの人と一緒に試合を楽しみながら、好きなだけ写真も撮れるようになります!